呼び出しシステム

呼び出しシステムの概要

呼び出しシステムとは、呼び出しベル番号を呼び出し順番に表示します。無線を経由して情報の送受信をします。

Tyecin株式会社は、呼び出しシステム製造元である株式会社パシフィック湘南の正規代理店です。

呼び出しシステムの実績

Tyecinの実績

Tyecinは、半導体製造工場と介護施設に導入実績があります。

Tyecinの導入事例の詳細は紹介できませんが、パシフィック湘南様が同様の事例を紹介しています。

パシフィック湘南の実績

呼び出しシステムの製造メーカーであるパシフィック湘南の実績は、飲食店を中心に、工場、医療施設など多岐にわたります。 飲食店向けの呼び出しシステムで業界ナンバーワンです。 感染症対策から、医療施設の需要が急速に増えています。

呼び出しシステムの2つの方式

呼び出しシステムは、ファミリーレストラン方式とフードコート方式の2つがあります。

ファミリーレストラン方式

主にファミリーレストランで採用されている方式です。送信側が、自分の位置を数値で伝えます。

呼び出しシステムのファミリーレストラン方式概略図

自分の位置を伝えて、相手に来てもらいます。

呼び出しシステムの送信機

テーブル番号が位置情報となり、店員が呼び出される相手です。

呼び出しシステムのディスプレイ

フードコート方式

主にフードコートで採用されている方式です。送信側が、相手を数値で呼び出します。

呼び出しシステムのフードコート方式概略図

呼び出し相手を番号で指定します。 私たちは、注文時に番号のついた呼び出しベルを渡されます。 店員は番号のついたボタンを押すだけです。 私たちは、音と振動で呼び出され、店舗にて食事を受け取ります。 私たちは、食事ができるまで、フードコートのどこにいても構いません。 カレーを注文した友達は、違う店舗で受け取ります。

Tyecinの導入先の呼び出し方式

Tyecinの導入した半導体工場と介護施設では、両方の方式が利用できます。

Tyecinの導入先のファミリーレストラン方式

ファミリーレストラン方式の場合、製造現場に呼び出しベルを置き、工員は押すだけで、管理者の呼び出しや部材不足の連絡や完成数の集計ができます。

呼び出しシステムの管理者呼び出しと部材不足連絡と完成数通知

介護施設ではナースコールとしての利用はもちろん、扉の開閉と連動する自動呼出し機能から、日別の設備利用回数を自動集計しています。 呼び出しは事務所の壁掛け表示機に表示されますが、携帯型の表示機でも確認できます。

Tyecinの導入先のフードコート方式

フードコート方式の場合、納入業者に呼び出しベルを渡し、準備ができ次第呼び出しができます。

呼び出しシステムの納入業者利用概略図

介護施設では、感染症対策のため、屋内の待合室と屋外の駐車場のどちらでも呼び出しができるようになります。

呼び出しシステムの特徴

短工期

無線を利用する呼び出しシステムのため、配線工事は必要ありません。

電源工事も必要ありません。ほとんどの機器は、電池を利用しています。それ以外の機器は、家庭用100V電源を利用してます。

事前の電波チェックや導入数が決まっていれば、数時間程度で設置できることもあります。

レイアウト変更や増設でも、配線工事や電源工事も必要ありません。

レイアウト変更時の呼出番号変更

高品質で高耐久

メーカーであるパシフィック湘南は、製造・修理・設置を一貫して手掛け、製造のほどんどが日本国内です。高品質で部品供給にも定評があります。

簡単

ボタンが一つだけなので、簡単に利用できます。

利用のための教育も必要ありません。

低価格で広範囲

汎用機器のため、一般的な価格で購入できます。交換や修理も即座に対応できます。

見通し距離で約100m程度であれば、中継器なしで無線の送受信ができます。

呼び出しシステム選定のポイント

送受信位置情報と数量

2つの方式の基本となる送信と受信の数を掲載します。

呼び出しシステムの方式 送信場所の数 受信場所の数
ファミリーレストラン方式 複数 1つ
フードコート方式 1つ 複数

ファミリーレストラン方式では、「送信場所が複数・受信場所は1つ」が基本です。

フードコート方式では、「送信場所は1つ・受信場所が複数」が基本です。

どちらのでも方式、多数対多数に増やすことができます。

呼び出しシステム選定の効果

省人化

送信機を押すだけで、管理者を呼び出しできます。部品補充やヘルプにも利用できます。

呼び出し場所により、音を分けることができます。

呼び出しは自動では消えません。そのため対応忘れはありません。

呼び出し場所で音を分ける

効率化

管理者は、呼び出しがあるまで、他の作業に集中できます。

負担の大きい巡回業務を減らすことができます。

成形機処理開始から20分後で自動呼び出し

自動化

送信機と受信機には情報収集の自動化を助けるオプションがあります。

外部の電気信号から送信したり、受信時のログ作成などが自動化できます。

組み合わせで、自動化システムが簡単に構築できます。

呼び出しシステムの自動ログ収集
LAN接続で呼び出しシステムの自動ログ収集

低コスト導入と拡張

システム拡張が容易のため、小規模から開始できます。

コストが原因で導入を見合わせていた場合でも、低コストから開始できます。

呼び出しシステムの応用例

自動集計

呼び出し回数を自動集計できる受信機もあります。

自動呼出し(その1)

電気的な外部スイッチを持つ送信機もあります。

この外部スイッチを利用すれば、自動送信ができます。

射出成形機エラー自動送信 組み込み用送信機 YouTube: a接点出力受信機使用例

簡易アンドンシステム

自動集計と自動呼出し(その1)を組み合わせたり、工程の完成毎に送信機を押せば、簡易アンドンシステムになります。

YouTube: アンドンシステム

自動呼出し(その2)

人感センサーを持つ送信機もあります。

センサーを使って、立ち入り禁止区域の監視もできます。呼び出しシステムに簡単に追加できます。

呼び出しシステムの人感センサー付き送信機

自動呼出し(その3)

パトライトと連動する送信機もあります。重要な装置からの信号を自動で送信できます。これも呼び出しシステムに簡単に追加できます。

送信機とパトライトの連動

呼び出しシステムの導入手順

1. お問合せ

お客様から、弊社に電話やメールにて呼び出しシステムのお問合せいただきます。

2. システム説明とヒアリング

呼び出しシステムの詳細な説明とお客様のご要望をヒアリングいたします。

3. 試験導入と無償評価

電波チェックなどを行い評価機を貸し出しいたします。

4. 導入

本番導入機器数に合わせて再度電波チェックを行い、トラブルを未然に防ぎます。

5. 機器増設

小規模導入後は、呼び出しシステムの適用範囲を拡大していきます。